さなぎ

わたしの手は小さい
何かを掴めても少しだけ
きみの甘い声は
砂になってさらわれる

わたしの欲しいもの
“永遠の命”
これを傲慢と言うなら
どうしたらいいの

置いて行かないで
かすかな痛みもたくさんあるけど
進むしかないなら
ゆっくりでいいんじゃない

きみの手は大きい
わたしくらいなら包み込める
わたしの細い腕は
この世に溶けて消えていく

「きみの弱いとこ全部知ってる」
それを傲慢と言うから
どうしようもない

触らないで
溢れそうな気持ちもきっと無駄じゃない
前へ進むには
止まったっていいんじゃない

振り向かないで
すぐにはできないことばかりだけど
その目で、見て、感じるすべて
どうかきみを守りますように

笑っていてね
届かない明日を追い掛けたりしないで
前へ進めるなら
ゆっくりでいいんじゃない