ラヂヲ


通り過ぎて行く雑音の粒 持て余す脳を呼び起こして 途切れる
あなたは心寄せる

翻弄されている
その眉間で私を叱ってくれないか

絡まる糸のその先 見えない
そして見たい
銀色を伸ばしても 変わらない
ラヂヲ

黒い身体の好いところ なぞる傲慢な指
網目のお喋り 聞き流して 不自然に泡立つ思考

淡い心 溶かして 耳を傾け
「聞こえない」
突き放して 勝手に 何も感じない
ラヂヲ

あなたの中心を知りたい
そうしてみたい?
蕩けそうな鼓膜も要らない
寂しいラヂヲ